お客様の悩みを少しでも解消するために

今から40年ほど前、精密小物バネ用のめっき鋼線はほとんどなく、めっきの無い鋼線でバネ成形加工した後、亜鉛やニッケルめっきを行うことが一般的でした。

ただ後めっき処理には、めっきの不均一やめっき不良、バネの絡み等の問題があり、多くのバネメーカーを悩ませていました。

そこで当社はそれらの問題を解消するために、防食性に優れる亜鉛めっき材を使ってバネ加工できないかと思ったのが亜鉛めっき鋼線「マックワイヤー」の開発の発端です。

その間に市場環境の変化とともにバネの後めっき処理で生ずる欠点および煩わしさを嫌い、小物バネ材の多くはステンレス鋼線に代わりました。

しかしバネメーカーに対するコストダウン要請は年々強まり、ステンレス鋼線での対応が困難となるなか、1982年に当社は「マックワイヤー」を開発、販売を始めました。

後めっき不要で従来の亜鉛めっき鋼線より数倍のコイリング性、めっきの光沢や色調の均一性が評価され、ステンレス鋼線に切り替わった多くの小物バネに採用されることになりました。

また「マックワイヤー」の高い線径精度、歩留り率の高さ、即納体制等についても評価をいただき、国内外の大手メーカーの電化製品、OA機器、デジタルカメラなどの精密バネ材料にも採用されました。

現在ではスマートフォンをはじめとする通信端末や車載器、電子部品などの精密バネ、小物バネに当社の「マックワイヤー」が使用されています。

「マックワイヤー」は国内外の大手メーカーに精密バネ材料として採用されています。

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